資格制度
化学技術者の資格制度とは
化学工学会は資格制度を制定し、2006年度に化学工学修習士と上席化学工学技士を、2007年には化学工学技士、2011年度には化学工学技士(基礎)の4つの資格を設けました。
これらの資格は、大学等で化学工学を学んだことの証明として(化学工学修習士)、化学工学に関連した“ものづくり”業務を遂行するために必要な基礎知識を習得している(技術者・研究者)の証明として(化学工学技士(基礎))、あるいは化学工学を主とする専門的応用能力を必要とする“ものづくり”に関連する業務を、自己の判断で責任を持って遂行する能力を有する(技術者・研究者)の証明として(化学工学技士)、化学工学を始めとする高度な専門的応用能力を必要とする“ものづくり”に関連する業務を、指導的立場で遂行する能力を有する(技術者・研究者)の証明として(上席化学工学技士)、化学工学会が認定する資格です。
化学工学会が実施する審査、試験に合格した方には「化学工学修習士」「化学工学技士(基礎)」「化学工学技士」「上席化学工学技士」の資格名称の使用が認められています。
これらの資格を活用することにより、化学工学に対する社会の認識と関心を高め、化学技術者が社会から正当に評価され、社会と産業の発展に更に寄与することを目的としています。
資格の種類
上席化学工学技士 SPCE:Senior Professional Chemical Engineer
認定基準/受験資格 | 化学工学を含む化学技術分野の専門的業務に携わり、15年以上の実務経験を有すること。 (但し、化学工学技士保有者は10年以上で受験可) |
---|---|
能力水準 | 化学工学を始めとする高度な専門的応用能力を必要とする“ものづくり”に関連する業務を、指導的立場で遂行する能力を有すること。 (論文および面接審査により能力を確認) |
募集期間 | 6月1日~6月30日 |
(一次)書類審査 | 7月上旬 |
(二次)論文審査 | 8月中旬 |
(三次)面接審査 | 10月中旬 ※2024年度は10月19日(土) |
認定期間 | 本会会員である限りにおいて、上席化学工学技士として認定します。 |
化学工学技士 PCE:Professional Chemical Engineer
受験資格 | 特に設けません。 |
---|---|
能力水準 | 化学工学を主とする専門的応用能力を必要とする“ものづくり”に関連する業務を、自己の判断で責任を持って遂行する能力を有すること。 (筆記試験により能力を確認) 実務経験10年程度の能力が目安となります。 |
募集期間 | 6月1日~7月20日 |
試験日 | 8月下旬 ※2024年度は8月24日(土) |
認定内容 | 化学工学の基礎知識(計算、課題解決・設計問題、用語説明、技術課題と技術動向)に関する試験 |
認定期間 | 5年間。 5年経過後は、認定期間の終了時点で個人会員であれば、資格は在会期間中継続され、退会とともに失効します。 |
化学工学技士(基礎) PCEF:Professional Chemical Engineer (Fundamentals)
受験資格 | 特に設けません。 |
---|---|
能力水準 | 化学工学に関連した“ものづくり”業務を遂行するために必要な基礎知識を習得していること。 (筆記試験により能力を確認) |
募集期間 | 2024年度は7月21日~8月30日 13:00厳守 |
試験日 | 9月 ※2024年度は9月28日(土) |
試験内容 | 化学工学基礎に関する試験(計算・用語) |
認定期間 | 8年間。 8年経過後は、資格は自動的に失効します。 (2016年度合格者の認定期間は2025年2月28日までとなります) |
化学工学修習士 APCE:Associate Professional Chemical Engineer
認定基準 | 大学等で化学工学関連の学科目を履修したこと。 |
---|
2023年度をもって、化学工学修習士の審査を全て終了致しました。
また、本制度と並行して、化学工学に関する技術者としてのレベルの維持・向上を、自律的・継続的に促進する為、CPDポイント制度を取り入れています。引き続き、継続学習に励んでいただき、技術力の維持向上をお願い致します。
リンク・関連情報
各資格
活動
企業別 資格保有者リスト
過去の試験問題
CPD
- 化学工学会
- 資格制度