vol.3-1 (2014.11.4) | 学会本部活動通信

「前一廣会長の学会本部通信Vol.3-1」をご紹介します。尚、本通信内の1)第80年会の補足として、第1日目には、午前中に会長挨拶、学会賞等表彰式、学会賞記念講演、基調講演が、午後には産業セッションの他に、ポスターセッションが予定されており、さらに一般講演発表(ポスター)を行う可能性があります。産側、学側の参加者に十分に楽しんでいただけるようにしております。 [su_divider top="no" text="ページのトップへ(兼 仕切り線)" size="1"]

平成26年度会長
前 一廣

10月は、学会に大きな動きはありませんでしたが、3点ほど動きをお伝えします。また、別報に、学生会員、若手正会員各位に小職の想いをお伝えしたいと思います。

1)第80年会

繰り返しになりますが、来年3月 の第80年会(芝浦工業大学豊洲キャンパス)では、第1日目午後は「産業セッショ ン」が予定されております。このセッションは産業界の委員の方が企画し、現場でのトラブル対応に役立つ単位操作、安全対策から電池などの最先端の研究動向まで、幅広く産業界の研究者、技術者の方に役立つ情報を提供する内容となっております。是非、積極的に参加して下さい。2日目以降は、従前通りの一般発表、産業化学技術フォーラムを行います。企業正会員の方におかれましては、職場の同僚の方をお誘いあわせの上、ご参加頂けますよう宜しくお願い致します。 本部大会は学会行事の中核をなすものです。小職就任の間に批判覚悟で本部大会の改革を進め、一人でも多くの会員諸氏が集う大会にするには、現状からどのような変革が良いのかに一定の結論を出したいと思っています。(この2年の実施内容が不首尾の場合は、小職の考えが至らなかったものとご批判を受ける覚悟でおります)。客観的により良い大会にしていくために、会員各位には、次の年会終了後にも年会の今後に関してのご意見をお伺いする予定でおりますので、何卒、宜しくお願いします。いずれにせよ、社会から化学工学分野がフェードアウトすることなく、化学生産人材を絶えず輩出、育成していけるように、少しでも活性化の方向へ進もうとしている気持ちはお汲み取り頂き、会員各位には参加という形での心からのご支援を賜りますよう、平にお願い申し上げます。

2)男女共同参画

化学工学会では、2003年に男女共同参画委員会を設置し、毎年、ご尽力で委員各位の活発な活動を実施しております。会員各位も、本会Web「女性会員からのメッセージ」「うちの取り組み」の紹介記事はご存じのことと存じます。 さて、本委員会はこれまで多くの学協会で構成される男女共同参画学協会連絡会にも早くより参画しており,この度、第15期(2016年11月から1年間)の幹事学会になって欲しいとの要請があり、これを受諾致しましたことをご報告いたします。今後、益々、男女共同参画の活動を推進していく予定ですので、会員諸氏のご理解とご支援をお願い申し上げます。

3)APCChE日本開催誘致へ向けて

御周知のように、Asian Pacific Confederation of Chemical Engineering (APCChE)は、アジア、環太平洋諸国の化学工学に関する国際会議として2年に一度の間隔で実施されています。前回の日本開催は2004年北九州(第10回)でありました。昨今、アジア諸国の化学工学会の活動は活発化しており、日本の立場もこれまでの主導という立場から、協働してアジアの化学工学を発展させるという立場に移行しています。このような背景で、久しく開催ホスト国となっていないこと、日本の化学工学のプレゼンスを定期的に示す意味も含め、第18回(2019年予定)開催国として名乗りを挙げました。開催国は、第16回 大会(Melbourne, 27 September - 1 October 2015)でのプレゼンテーションによって決定されます。この際、メルボルンでの国際会議への日本からの発表件数、参加人数が熱心さの一つの評価項目になると想像されます。今月初めからアブストラクト受付が開始されております(http://www.apcche2015.org/)。会員各位には、是非、積極的に発表して頂きますよう、お願い申し上げます。